中秋の装い

季節は秋分。

過ごしやすくなりましたね。

24日は中秋の名月でしたが、その前後の月もなかなか美しい姿をしています。

秋らしい澄んだ空気に群雲・・・良い季節です。

連休のメインイベントであった、贔屓の芝翫丈のシェイクスピア劇の応援観劇には、その日がまさしく中秋の名月でしたので、月夜に「狐の嫁入り」という図案の名古屋帯を選びました。

最近お気に入りの京ＷＡ・ＫＫＡさんの帯です。エスプリが効いているデザインが大好きで、何本か持っているのですが、

歌舞伎座の木挽町広場にも出店していて、ついつい足が止まってしまいます（笑）。

一番左の、たしかタイトルは「風にゃん雷にゃん」だったと思いますが、この春に、闘病中の年かさの友人と久しぶりの食事会があり、ねこ好きの彼女がきっと喜ぶのではないかと付けて行ったものです。先月、とうとう儚くなってしまい、思い出深い帯となりました。

柄によっては季節もあったりするのですが、デザイン性に富んでいるので、いつ付けてもおかしくないのところが、また、重宝で、近々、新作のお披露目に東京・大丸で展示会があるそうなので、こちらにも顔を出してみるつもりです。

この連休中にあったお茶の御稽古にも、久しぶりに「きもの」で参加しました。

木綿の縞のきものに垂れにワンポイントの花柄の半幅帯。

秋らしい色合いとお茶の御稽古に相応しい落ち着いた雰囲気を大切に考え、選びました。

「きもの」を着るのに良い季節になりました。

文化行事や旅行、お食事などの機会が増えるこの季節。

あなたも「きもの」で出かけてみませんか？